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秋田県の薬剤師数は1,961人で、医薬分業が進んでおり、分業率は80％超えとトップクラスです。人口10万人に対する薬剤師数は189.1人と全国平均の226人より36.9人も少なく 、薬剤師が不足している状況といえます。
秋田県内には病院70件、薬局535件、診療所814件があり、それぞれの職場で働く薬剤師数は病院勤務が331人、薬局勤務が1,320人、診療所勤務が36人。秋田県で働く薬剤師1,961人のうち、16.9 ％が病院に、67.3 ％が薬局、1.8 ％が診療所となっており、病院や診療所の数が全国と比べて少ない状況であり、薬剤師の主な勤務先は調剤薬局になるため、6割が薬局に勤務しています。

秋田県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも54.3万円高い569.3万円で全国第7位です。特に地方都市にある薬局・ドラッグストアは年収を高めに提示して雇用を維持する傾向が見られます。
また、秋田県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は46.2歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや高くなっております。

秋田県は、人口10万人に対する薬局数は全国平均44.65軒に対し51.90軒、また訪問薬局数は431軒で、人口10万人に対する訪問薬局数は全国平均37.64軒に対し42.13軒となっており、いずれも全国平均を上回っています。つまり、薬局数・訪問薬局数がともに充実しており、業種別では薬局勤務者が多いという特徴がありますが、2015年時点で、65歳以上人口の割合、高齢化率は33.8％と全国トップであり、過疎化と高齢化も進んでおり、全国平均に比べるとその値も高いためこの超高齢社会の医療を充実させるには、より多くの薬剤師が必要となり、需要が高まっています。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「地域医療情報システム」